ゲーミングPCを買おうと思ってるけどこのような悩みはありませんか?
RTX3060Tiと3070どっちがいいんだろ…
価格や性能の違いがいまいち分からない
自分の合ったスペックはどっち?
RTX3060TiとRTX3070はBTOパソコンの中でいろいろな種類があり、価格帯も似ているのでゲーミングPCの購入を考えていて悩んでいる方も多いです。
実際、性能面においても似ているところがあるのでRTX3060Tiと3070のメリット・デメリットを確認してから購入することがおすすめです。
結論から言うと、
・フルHDメインでゲームを快適に遊びたいならRTX3060Ti
・4Kなど最高設定で遊びたい方ならRTX3070
を選ぶのをおすすめします。
なぜそのように思ったのかそれぞれのグラボを比較していきます。
・RTX3060Tiと3070の性能の違い
・各ゲームでどのくらいのスペックが出るか
RTX3060TiとRTX3070の性能比較
ふたつのグラボの違いを表で紹介します。
RTX3060Ti | RTX3070 | |
---|---|---|
メーカー | MSI | MSI |
CUDAコア数 | 4864 | 5888 |
ブーストクロック(GHz) | 1695 MHz | 1.72 |
メモリ | 8GB | 8GB |
メモリバス幅 | 256ビット | 256ビット |
メモリスピード | 14Gbps | 14Gbps |
消費電力(W) | 200 | 220 |
推奨電源容量(W) | 600 | 650 |
補助電源コネクタ | 8-pin | 8-pin X2 |
Tensorコア数 | 152(第3世代) | 184(第3世代) |
レイトレーシングコア数 | 38(第3世代) | 46(第3世代) |
発売価格 | ¥52,800(2020/12) | ¥72,380(2020/10) |
結論から言うと、3070の方が性能が高いので、より多くの消費電力が必要になります。
CUDAコア数
CPUのコアと似ていて、データを処理するために必要な算術演算や論理演算を実行することができます。
CUDAコア数が多いほどGPUが演算を行える能力が高くなり、高速な数値計算やグラフィックス処理などの高負荷な作業に適しています。
メモリバス幅
メモリが一度にどれくらいの量のデータを送れるのかを表した指標がメモリバス幅です。
数字が大きいほど大容量のグラフィック表示でも滑らかに表示させることが可能です。
メモリバス幅は3060Tiと3070はどちらも256bitで同じです。
そのため3060Tiと3070では1度に送れるデータ量に差はありません。
消費電力
消費電力はグラボの性能が上がれば上がるほど大きくなっていきます。
比較すると3070のほうが3060Tiよりも消費電力が20Wほど大きいです。
20W程度あまり差がないように感じますが、3060Tiと3070では補助電源の数に差があり、3060Tiは8-pin補助電源1本で足りますが、3070は8-pin補助電源2本が必要です。
自作PCをする方は注意しましょう。
ここまでをまとめると3070は3060Tiよりもパフォーマンスは高いですが、消費電力が大きいため、性能が良い電が必要になります。
ですが、500Wなど極端に低い容量でなければ、そこまで気にする必要なありません。
価格帯
どちらも2020年に発売されていて発売当初はRTX3060Tiが52,800円、RTX3070が72,380円とRTX3060Tiの方が2万円程安く購入できます。
RTX3060TiとRTX3070の価格推移
表で紹介したRTX3060TiとRTX3070の価格推移をAmazonから比較していきます。
RTX3060Tiの価格推移
まずは、RTX3060Tiの一年間の価格推移です。
発売価格(2020/12)は52000円程度だったのが現在(2024/3)では80000円程まで価格が上がっています。
直近一年での最安値は65000円程度になっています。
だいぶ値段も上がってますね…
RTX3070の価格推移
次にRTX3070の価格推移を紹介します。
RTX3070は発売価格(2020/10)ですが、今はなんと15万も超えています…
平均でも10万前後の値段になってるね
高すぎて買えないです…
DLSSとレイトレーシング比較
DLSSとレイトレーシングについて解説していきます。
DLSSとは
DLSSとは一言でいうと深層学習AIを活用した超解像技術のことです。
具体的には低解像度でゲーム画面をレンダリングして超解像アップスケール処理後に、高解像度のゲーム画面を出力しています。
GPUに高い負荷をかけずに高いフレームレートでのプレイを可能にしています。
この機能により新しいゲーミングPCを購入しなくてもある程度高解像度でゲームを楽しむことができます。
RTX3060TiとRTX3070はどちらもDLSS2に対応していて性能はRTX3070の方が1,1倍とわずかに良いです。
3DMarkの NVIDIA DLSS feature testでDLSSをオンにした値を3060Tiと3070で比較しました。
RTX3060Ti | RTX3070 | |
---|---|---|
DLSS オフ | 48 | 56 |
DLSS オン | 104 | 114 |
気にするほど性能の違いはありません。
レイトレーシングとは
レイトレーシングとは「レイ・トレーシング(Ray Tracing)= 光(Ray)を追跡(Trace)」という意味で水面の反射や、木漏れ日の微妙な陰影などをよりリアルに表現する技術のことです。
具体的には、光源から出ている光の量や方向を把握し、水面や物体の表面などで起こる光の屈折や反射など現実世界で発生しうる様々な影響をコンピューターで計算して、より現実に近い映像を作り出しています。
ゲームをする上ではかかせないものです。
YoutubeのNVIDIA公式チャンネルで、実際の比較映像が紹介されています。
一目で明かりや水の表現の違いが分かるよ!
3DMARKのリアルタイムレイトレーシングベンチマークテスト「Port Royal」でスコアを比較すると、3070の方が1,2倍程度性能が良かったです。
3060Ti | 3070 | |
---|---|---|
スコア | 8652 | 9875 |
そのため、3070の方がより高速で効率的なレイトレーシングタスクを行うことができます。
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